内藤@Chicagoです。
ニュース等でご存知の方も多いと思いますが、こちらアメリカでは
ヘルスケアの問題が国を揺るがすほど大きな問題として取り上げられています。
CNNなんか1日中ヘルスケア扱っているほどです。
昨日も妻がとあるハイソサエティ用のスーパー、日本で言う紀伊国屋や明治屋のような店に行った時の事。ちなみに私たちがハイソサエティなのではなく、日本食を置いてあるからこの店に通っているだけです。
店前にオバマの写真に鼻ひげをくっつけて、ヒトラーに似せたポスターを掲げて
「オバマふざけるな」と声を上げる白人女性集団に出くわしたそうです。
妻は、[What do you think?]と大声で声をかけられたそうですが、その迫力に押されて
そそくさとその場を立ち去ったとの事。
なぜ彼女たちは声を上げていたのか?
それはオバマ政権がuniversal insuranceを提唱していることに対して富裕層である彼女たちが異議を唱えていたからです。
アメリカは日本の国民保険のような、国民全体が加入するような保険は存在していません。皆private insuranceに加入するのです。端的にいえば、自分の身は自分でケアしろ、といっているのです。
今まではこの方式でうまくいっていました。日本に比べてアメリカは国の保護が手薄く、しかしその分税金が低いので、アメリカ国民は自ら保険に入り、投資をし、消費をして国の経済を支えていました。
しかし昨今の大不況の影響から、private insuranceを失う国民が貧困層で続出し、政府として
彼らを救済しなければ、と動き出したのがオバマが提唱していることのようです。
しかし連邦政府レベルで保険を提供する、すなわち税金が上がることを意味しており、かつ一時は
富裕層からより多く税金を取るプランを検討していたようで、富裕層が、なんで余計な保険をつけられてまで税金を高く払わなければいけないんだ、と声を上げているようです。
テレビでは、これとは逆に、貧困層が「保険無しでどうやって生きていけばいいんだ!」と
叫んでいるニュースが繰り返し報道されています。
先日もダウンタウンで、身なりのいい犬連れの夫婦のホームレスを見かけました。
不況のあおりとはいえ、生々しい光景でした。
遺恨の根は深いようです。
果たしてアメリカは田中滋先生とお近づきになれるのでしょうか?
2009年8月12日水曜日
アメリカの現状
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1 コメント:
ちょうどむこう行った時の健康保険どうしようか考えていたところです。
SiCKOという映画でマイケルムーアが大暴れしていましたね。
http://sicko.gyao.jp/
もともと国民皆保険はヒラリーが推し進めていた政策らしいです。
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